Peer-to-Peer (P2P)のコントロール

Peer-to-Peer(P2P)技術、そしてそれをブロックしようとする技術はどちらも新しいものではありません。実際に初期のP2P技術はUsenetのサーバーとnewsサーバーの間でファイルやニュースを配信するために利用されていたほどです。P2Pアプリケーションは共有されたコンピュータのリソース、CPU、通信帯域などをアドホックに接続されたネットワーク上で利用するものです。P2Pネットワークの利点は集中的に管理された少数のサーバーに負荷が集まってしまう状況を回避し、ネットワークの負荷を分散し、処理の制御を分散できることです。P2Pは昔からITのコミュニティにおいて普通に利用されており、事実、情報システム部門等においても巨大なファイルを転送しようとする場合なども使われています。これはLinuxにおいては標準のファイル配信メカニズムなのです。

インターネットが生まれ、NapsterがP2Pテクノロジーを使って音楽データの共有を行うアプリケーションを市場に持ち込んで以来、現在ではP2Pは動画の配信など利用される範囲を拡げています。Napsterはシャトダウンされましたが、その他のP2Pシステムが続々と生まれ、その配信技術の優秀さよりも著作権に保護されたマテリアルをコピーするというその使われ方に注目された結果、悪い評判だけが先行しています。

P2Pとファイル交換アプリケーションの横行

様々なリスクと制御のためのメカニズムが理解されていたとしても、P2Pの利用はエンタープライズと呼ばれる企業の中においてさえ、横行しています。2009年に弊社が実施した調査においても以下のような状況が確認できます。
http://www.paloaltonetworks.jp/literature/forms/aur-report.html

  • 調査に参加した200以上の組織のうち87%に平均5種類のP2Pアプリケーションが存在
  • 合計22種類のP2Pアプリケーションを確認
  • 最も多く確認されたP2PアプリケーションはBitTorrentで61%の組織で発見
  • P2Pによって消費されたと思われる帯域は、15.9テラバイト、これは全体の組織の中の9%に当たる
  • 多くのケースでP2Pアプリケーションが有効な使われ方をする場合もみられたが、それを管理する手段が問題となっている。情報システム部門は、P2Pアプリケーションを従業員ごとに管理する必要を感じている
  • パロアルトネットワークスのソリューションは調査に参加した企業や組織におけるP2Pアプリケーションの管理を実現可能

Common P2P Based File Sharing Applications Chart