2014年11月11日に米国で掲載されたブログ記事の抄訳です。

待望のPAN-OS 6.1がついにやってきました。このバージョンについて新しい特長や機能に関する多くの記述を目にすることでしょう。ここでは技術パブリケーションチームが厳選した推奨事項について紹介します。

新機能

WF-500 アプライアンスのローカルシグネチャ生成
WF-500 アプライアンスにおいて悪意あるコンテンツをブロックするためにローカルでシグネチャを生成できるようになり、パブリッククラウドへデータを送信する必要が無くなりました。詳細については Signature/URL Generation on a WF-500 Appliance を参照してください。

GlobalProtectにおけるアプリ単位のVPN (Per App VPN)
GlobalProtect 6.1で導入されたGlobalProtect Mobile Security Manager App Store機能を活用することで、iOS用のGlobalProtectアプリにおいてアプリケーションごとのVPNがサポートされました。アプリ単位の VPNにより、個人用アプリをインターネットに直接アクセスさせながら、会社が管理するビジネスアプリケーションをGlobalProtectが企業 VPN経由でルーティングできるようになります。アプリ単位のVPNを有効にしたビジネスアプリでは、企業VPNに接続できない場合はそのビジネスアプリ をユーザーが利用できなくなり、安全な接続が確立されるまでトラフィックを送信しません。ユーザーは重要なビジネストラフィックを保護しながら、個人使用 でデバイスを自由に利用でき、管理対象外のアプリにアクセスできるようになります。詳細についてはIsolate Business Trafficを参照してください。

利用例: AWSにおけるGlobalProtectとしてのVM-Series ファイアウォール

構築されたネットワークインフラよりもユーザーが物理的に分散している場合、AWSにおけるGlobalProtectゲートウェイですべてのユーザーに 対する一貫性のあるセキュリティを提供できます。AWS内のVM-Seriesファイアウォールにより、営業所のない地域においてもモバイルユーザーによ るデバイスの保護を一貫して確実に行うのに必要な、セキュリティとITロジスティクスを融合できます。AWSクラウド内でVM-Seriesを導入するこ とで世界規模のGlobalProtectゲートウェイを迅速かつ容易に展開することができ、脅威および危険なアプリケーションからモバイルユーザーを保 護する企業利用規定を拡張できるようになります。このソリューション導入方法の詳細についてはUse Case: VM-Series Firewalls as Global Protect Gateways in AWS!を参照してください。

LACP サポート
ファイアウォールにおいて、集約グループ内のインタフェースを管理するためにLACP (Link Aggregation Control Protocol) を利用できるようになりました。LACPを有効にすると、集約グループ内で冗長性を提供し、、インタフェースの障害検出を自動化することでデバイスとネッ トワークの可用性を向上させることができます。詳細についてはLACPを参照してください。

セッション終了理由ロギングのサポート
ファイアウォールトラフィックにおける接続性およびアプリケーション可用性の問題に関するトラブルシューティングを容易にするため、トラフィックログにセッション終了理由フィールドが追加されました。詳細についてはSession End Reason Loggingを参照してください。

既存機能に関する新規ドキュメント

新機能ドキュメントに加えて、以下の機能に関する詳細情報を記します。

仮想システム

仮想システムはパロアルトネットワークス ファイアウォール内で独立した論理ファイアウォール インスタンスであり、ファイアウォールのセグメント化された管理およびスケーラビリティを提供し、設備投資や運用に係る費用を減らすことができます。仮想 システム、外部ゾーン、共有ゲートウェイの利点、利用例、設定に関する詳細はVirtual Systemsを参照してください。

セッション設定とタイムアウト
この新規項目ではIPv6、NAT64、ジャンボフレームサイズ、MTU、促進エージング、キャプティブポータル認証の設定に加えて、TCP、UDP、ICMPv6セッション用の設定とタイマーについて詳述します。詳細についてはSession Settings and Timeoutsを参照してください。

DHCP
この新規項目ではDHCP (Dynamic Host Configuration Protocol) について詳述し、DHCPサーバー、DHCPクライアント、DHCPリレーエージェントとして動作させるためのファイアウォール上のインタフェースにおけ る設定方法について説明します。DHCPはネットワークアドレスとともに、動的にホストを構成するためのTCP/IPおよびデータリンク層の設定パラメー タを提供します。詳細はDHCPを参照してください。

NAT
この新規項目では送信元および宛先ネットワークアドレス変換、NATルール上限、ダイナミックIPおよびポートNATオーバーサブスクリプションについて説明します。詳細はNATを参照してください。

その他の PAN-OS 6.1 ドキュメント

Technical Documentationサイトの New Features Guide 6.1 および PAN-OS 6.1 Release Notes 、またはDocument Searchページの左メニューで “OS Version” の下にある 6.1 の項目を参照してください。