安全な在宅勤務アクセスにより、切れ目ないサービスを実現
Southern Nevada Health Districtの日々のニーズを満たすITサービスとセキュリティ サービスを提供することは平常時の運営状態でも大変な仕事でしたが、コロナウイルスのパンデミックにより IT 部門と組織全体が過負荷状態に陥りました。
ほぼ夜通しでパンデミックとの戦いの最前線に立つことになったのです。たとえば、あるチームは 1 日約 1,000 件のコロナウイルス検査を実施しました。また、接触者の追跡を行ったチームもあれば、州とのリソース調整や CDC への報告を担当したチームもあります。更なる問題として、全職員の 3 分の 2が在宅勤務を要求されました。現場に残った特に重要な最前線のエッセンシャル ワーカーだけがコロナ危機と直接戦うことになったのです。
幸い、備えはできていました。同組織はセキュリティ インフラの主要コンポーネントにクラウド型セキュア アクセス サービス エッジ ソリューション「Prisma™ Access」を採用していたのです。導入当初の目的としては、タブレット端末から中央のデータセンターに接続してアプリケーションの利用やデータのアップロードを行う食品検査員やトラベル ナースなどの現場職員に安全なリモート アクセスを提供することでした。ローカル パートナーである CompuNet Inc. の支援もあり、Prisma Access を活用した職員 400 名以上の在宅勤務を最小限の中断で迅速かつ安全に実現できました。
「2 週間で 400 名の職員が安全にリモート ワークを行えるようになりました。作業としては、Prisma Access クライアントをノート PC に読み込んで、職員に仮想デスクトップへのリモート接続方法を解説しただけです」
同組織のほぼすべての部門が、必要な安全対策を講じた上で、自宅や現場からサービスの提供を継続できるようになりました。たとえば、妊婦と新生児を担当する看護師はオフィスに留まるのではなく、リスクを最小化するために患者の自宅を実際に訪問できます。Prisma Access のおかげでデータが安全で HIPAAに準拠していると確信できるので、現場からでも訪問内容を記録できるのです。また、コミュニケーション チームは Web サイトとプレス リリースの更新を継続し、最新情報を絶えず社会に提供できます。財務部門についても、職員が生活費を稼ぎ家族を養うために必要な給与処理を続けることが可能です。
「シャットダウンによって通常の業務を行えなくなる一部の職員については、接触者追跡など自宅からでも行える別の業務に異動してもらうことで雇用を継続できました。レイオフや一時帰休になった職員はいません。雇用を維持し業務を継続できたのです。Prisma Access のセキュア リモート アクセス機能がなければ実現できなかったでしょう」
「それどころか、自宅で家族と働けることや、オンライン授業を行う子どもの世話を行えることに対して、職員から感謝の手紙やメールを受け取りました。IT 部門の仕事を通じて職員の人生に影響を与えられることを大変うれしく思います」