AIアクセスセキュリティ、AI-SPM(AI Security Posture Management)、
AIランタイムセキュリティソリューションによりAIの安全な導入が可能に

 

本発表の概要:

  • Precision AI™(高精度AI)は機械学習、ディープラーニング、及び生成AIを組み合わせた独自の革新的なAIシステムで、セキュリティと安全性をリアルタイムに確保します。
  • Precision AI Security Bundleは、インラインAIを活用することで、巧妙なWebベースの脅威、ゼロデイ脅威、コマンド&コントロール攻撃、DNSハイジャック攻撃などを阻止します。
  • 新しいAI対応のCode to Cloud機能には、AI Attack Path、Blast Radius(爆発半径)、アクションプランが含まれています。
  • AIアクセスセキュリティ、AIセキュリティ体制管理、およびAIランタイムセキュリティの導入により、企業はAIを安全に導入できます。

 

パロアルトネットワークス(本社:米国カリフォルニア州、以下パロアルトネットワークス)はこの度、AIを悪用した攻撃を阻止し、企業が企画・設計段階からAIの活用(AI by Design)を効果的に保護できるよう支援する一連の新しいセキュリティソリューションを発表しました。サイバーセキュリティのリーダー企業であるパロアルトネットワークスは、機械学習(ML)とディープラーニング(DL)の長所をリアルタイムで利用可能な生成AI(GenAI)と組み合わせた独自のイノベーションであるPrecision AIを活用することで、攻撃者に先行して、よりプロアクティブにネットワークやインフラを保護できるAI駆動型セキュリティを新たに提供します。

 

パロアルトネットワークスの会長兼CEOであるニケシュ・アローラ(Nikesh Arora)のコメント:

企業はこれまで以上に迅速に行動し、断片的なセキュリティソリューションやプロセスからの決別が求められています。単なる技術スタックではなく重要なビジネスメカニズムとして成功に欠かせない原動力となるコネクテッドプラットフォームのメリットを認識する必要があります。成果を達成するためには、保護しつつAIが活用できる統合ソリューションとしてプラットフォーム化は不可欠です。パロアルトネットワークスのPrecision AIは、業界でも類を見ない、防御側が攻撃側より優位に立つセキュリティにおける新たなパラダイムを生み出すゲームチェンジャーです。

パロアルトネットワークスは、Strata™、Prisma®、Cortex®の各プラットフォームにPrecision AIを導入し、企業の主要なユースケースに対応する新機能を提供します。

  • Counter AI with AIは、AIを活用したセキュリティ対策により、AIの悪用が及ぼす潜在的な影響やリスクを解消します。
    • Precision AI Security Bundleは、Advanced URL Filtering、Advanced Threat Prevention、Advanced WildFire®、Advanced DNS Securityなど、Precision AIを活かした高度なセキュリティサービスを提供します。これらのサービスはインラインAIを活用して、巧妙なWebベースの脅威、ゼロデイ脅威、検出を回避するコマンド&コントロール攻撃、DNSハイジャック攻撃を防止します。
  • Secure AI by Designは、AIセキュリティフレームワークの完全性を優先し、コンプライアンスを向上させます。また、開発の初期段階から導入までの間のデータ露出を最小限に抑え、安全なAIエコシステムを確立します。
    • AI Access Securityは、企業の従業員が安心してAIツールを使用できるようにし、セキュリティチームに十分な可視性、堅牢な制御、データ保護、プロアクティブな脅威防止対策を提供します。
    • Prisma Cloud AI Security Posture Management(AI-SPM)は、モデル、アプリケーション、リソースの脆弱性を識別し、設定ミスに優先して対応することでAIエコシステムを保護します。コンプライアンスを改善し、データの露出を最小限に抑えられるため、AIセキュリティフレームワークの完全性が向上します。
    • AI Runtime Securityは、AIアプリエコシステム全体を保護し、プロンプトインジェクション、モデルDoS、安全でない出力などのランタイム脅威から保護するため、AI搭載アプリを自信をもって構築できます。
    • 新しいAI対応のCode to Cloud™機能には、AI攻撃経路と爆発半径分析、複雑なリスクや最初のエクスプロイトからリスクがどのように拡散する恐れがあるかを示す潜在的な侵害経路、および迅速な修復手順を明らかにするガイド付きの修復が含まれています。
  • パロアルトネットワークスの3つのプラットフォームにわたりPrecision AIを使用したCopilotを通じてAIによるセキュリティの簡素化を実現します。期待先行のハイプ段階を超えて前進した自律型セキュリティを提供します。
    • コンテキスト駆動型 - ユーザーの意図を正確に把握
    • 実行可能 - ユーザアクションの実行と自動化
    • プロアクティブ - アラートの提示とベストプラクティスの提供
    • サポート - 製品内サポートとチケット作成ワークフローの提供

 

パロアルトネットワークスのPrecision AIはビジネスオペレーションを強化

AIはあらゆる業界において2030年までに効率性、エクスペリエンス、成長のための次の波を起こす準備段階に入っています。Deloitteのレポートによると、2032年までに、AIサイバーセキュリティ市場は1,027億8,000万ドルに達すると予測されており、AIの普及がさらに進んでいくことが予測されます。AIは企業に恩恵をもたらす反面、敵対的なアクターによって、従来のセキュリティソリューションでは検知できない回避的でユニークかつ有害なゼロデイ攻撃に悪用されています。以上の状況を定量化すると、パロアルトネットワークスでは、前日にはなかった未知の脅威を毎日平均230万件検知し、1日平均113億件の脅威をインラインでブロックしています。プラットフォーム化とPrecision AIの導入は急務になっています。

 

IDCのグループバイスプレジデント、フランク・ディクソン(Frank Dickson)氏のコメント:

AIの導入と展開が加速している今日の環境において、企業はインプットとアウトプットが等しく指数関数的に増加することを認識する必要があります。インプットは統合されたソリューションとシステムによるデータの量と質であり、それによって、望ましい結果を可能にする正確なAIのアウトプットが生成されます。

Precision AIのメリットは、統合機能とデータアクセシビリティを実現する当社のプラットフォーム化アプローチによってもたらされます。プラットフォーム化により、断片的なソリューションの境界がなくなり、セキュリティが合理化され、運用効率が向上します。パロアルトネットワークスのお客様は、ネットワーク、クラウド、およびSOC環境にわたって結合されたセキュリティ製品の統一プラットフォームを採用することの大きなメリットを認識しています。

 

提供時期:パロアルトネットワークスのPrecision AIを搭載した新しいソリューションは、2024年度第4四半期および2025年度第1四半期に一般提供を開始する予定です。

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パロアルトネットワークス株式会社について

パロアルトネットワークスは、サイバーセキュリティのグローバルリーダーです。企業や組織が安心してテクノロジーを活用できるよう、サイバー脅威を克服するための技術革新に努め、世界中のあらゆる業界の何千ものお客様に、次世代サイバーセキュリティを提供しています。最高クラスのサイバーセキュリティプラットフォームとサービスは、業界をリードする脅威インテリジェンスに支えられ、最先端の自動化によって強化されています。ゼロトラストエンタープライズの実現に向けた製品の導入や、セキュリティインシデントの対応、ワールドクラスのパートナーエコシステムを通じたより良いセキュリティ成果の提供などにより、毎日をより安全なものにするための支援に取り組んでいます。それが、パロアルトネットワークスがサイバーセキュリティのパートナーとして選ばれる理由です。

 

パロアルトネットワークスでは、ミッションの実現に向けて最高の人材を集めることに尽力しており、Newsweek誌の「最も愛される職場」(2021年)、Comparably(職場文化モニタリングプラットフォーム)の「多様性に優れた企業」(2021年)、HRC(ヒューマンライツキャンペーン)の「LGBTQ平等のための最高の場所」(2022年)に選出されています。詳しくは http://www.paloaltonetworks.jpをご覧ください。

 

※Palo Alto Networks、Palo Alto NetworksロゴおよびCortex、Prisma、Precision AI、Strata、WildFireは米国およびその他の国・地域におけるPalo Alto Networksの登録商標または商標です。本書に記述されているその他すべての商標、商号、サービスマークは、各所有者に帰属します。

※本プレスリリースはサンタクララ発、2024年5月7日発表の抄訳です。

 

本プレスリリースには、リスク、不確定要素、仮定を伴う今後の見通しが含まれています。たとえば、当社製品および技術の便益、影響または性能、あるいは潜在的な便益、影響または性能に関する記述がそれにあたりますが、これらに限りません。これらの将来の見通しに関する記述は、将来の業績を保証するものではなく、実際の業績は様々な要因により本プレスリリースに記載された内容と大きく異なる可能性があります。弊社の業績に影響を与える主要なリスクと不確実性については、米国証券取引委員会(SEC)に提供した最新の年次報告書(Form 10-K)、最新の四半期報告書(Form 10-Q)、および随時提出したその他の資料で明らかにしています。これらの資料は弊社Webサイト(investors.paloaltonetworks.com)またはSECのWebサイト(www.sec.gov)でご覧いただけます。本プレスリリースに含まれる将来の見通しに関するあらゆる記述は、作成日時点で弊社が入手可能な情報に基づいており、弊社はこれらの記述がなされた日以降に発生した事象や状況を反映するために将来の見通しを更新するいかなる義務も負うものではありません。

 

報道関係者からのお問い合わせ

パロアルトネットワークス株式会社
コーポレートコミュニケーション 松島由起子
Email: ymatsushima@paloaltonetworks.com

パロアルトネットワークス広報事務局(共同ピーアール内)
担当:近藤、松田、兪(ゆう)、石谷
Email: panw-pr@kyodo-pr.co.jp
TEL: 080-8914-9372(兪)