共同ソリューションにより、不正アクセスの防止と危険なセキュリティの盲点の解消を通じて、侵害リスクを軽減

攻撃がますます巧妙化し、リアルタイムでの対応が求められる中、誰がどのデバイスからデータにアクセスしているのかを検証することは、データ保護において欠かせない要素となっています。Okta, Inc.(本社:米国・サンフランシスコ 以下Okta)とパロアルトネットワークス(本社:米国カリフォルニア州、以下パロアルトネットワークス)は本日、統合セキュリティアーキテクチャの実現に向けた新たな製品統合により、パートナーシップを拡大したことを発表しました。これにより、お客様は脅威への対応を自動化し、あらゆるデバイスでのアプリケーションアクセスを保護しながら、セキュリティにおける障壁を軽減できるようになります。

Okta Workforce IdentityとPalo Alto Networks

Okta Workforce IdentityとPalo Alto Networks Prisma® Access Browserのネイティブ統合により、セキュアブラウザのみを使用したSSO(シングルサインオン)アプリへのアクセス制限という新たな条件付きアクセス方式が実現されます。また、Identity Threat Protection with Okta AI(ITP)と、パロアルトネットワークスのAI駆動型セキュリティ運用プラットフォームCortex®との統合により、組織全体の攻撃対象領域にわたるアイデンティティ関連リスクを一元的に可視化することが可能になります。この統合は、Cortex XSIAMおよびCortex XDRにも拡張されており、最先端の攻撃に対する包括的な対応を支援します。

Oktaのテクノロジーパートナーシップ担当バイスプレジデントであるStephen Leeは次のように述べています。「AIはユーザー認証情報への攻撃をますます強化しており、AIにはAIで対抗するアプローチが求められています。つまり、アイデンティティを組織のセキュリティ基盤に直接組み込むことで、リアルタイムかつ統一された対応を実現する必要があるのです。パロアルトネットワークスとの協業により、OktaはAI駆動型プラットフォーム間の相互運用性を強化できることを誇りに思います。これにより、約2,000社の共通のお客様に対して、セキュリティポスチャの包括的な可視化、コンテキストに応じたアクセス制御、安全な認証を提供し、現代の脅威に先手を打つことができます。」

パロアルトネットワークスのテクニカルパートナーシップ担当バイスプレジデントであるPam Cyrは次のように述べています。「アイデンティティはサイバーセキュリティにおいて重要な役割を果たします。Oktaとの深い統合により、当社のソリューションは相互に連携して機能するよう設計されており、お客様はより高いレベルのセキュリティと優れたユーザー体験を実現しやすくなります。これらの新しい統合は、Prisma Access Browserによるアプリケーションアクセスの保護から、Cortexプラットフォームを通じたアイデンティティ脅威に対する統合的な防御に至るまで、組織に包括的なAI駆動の防御を提供します。」

両社の新しい統合により、両社共通のお客様はコストと複雑さを抑えつつ、自信を持って運用を保護するための明確で統合された道筋を得ることができます。

  • あらゆるデバイスでのアクセス保護:Okta Workforce IdentityとPrisma® Access Browserの活用により、企業はWebベースの活動に対する重要な防御層を追加できます。従業員は、管理対象デバイスか非管理対象デバイスかに関わらずあらゆるデバイスから、企業のWebアプリケーションやデータへ安全にアクセス可能となります。ユーザーは、安全で一貫性があり、シームレスで高速なブラウジング体験を享受できる一方で、セキュリティチームはSaaSとWebアプリケーションの利用に対する可視性と制御を強化できます。
  • 統合されたアイデンティティ脅威検出と自動対応:OktaのITPソリューションとCortex XSIAM、Cortex XDRとの統合により、リスクのあるアクセスやユーザーの挙動に対して、追加認証の動的な適用が可能になります。これにより、ユーザーアクセスの取り消し、アクティブセッションの終了、エンドポイントの隔離など、脅威に対して即時かつ自動で対応できるようになります。

調査会社Omdiaのエンタープライズ&チャネルリサーチ担当バイスプレジデント、Maxine Holt氏は次のように述べています。「CISOたちは、脅威の状況に迅速に対応するためには、セキュリティチームには単なる追加ソリューションではなく、統合されたプラットフォームが必要であることを明言しています。クラウドサービス、SaaSアプリケーション、リモートワーク、そして現在ではAIの登場により、組織は複雑さの増大とセキュリティツール間のギャップという課題に直面しています。Oktaとパロアルトネットワークスは、両社の製品統合により、お客様のセキュリティ運用の合理化、複雑さの軽減、攻撃対象領域カバレッジの向上を支援しています。」

 

Oktaについて

Oktaは、The World’s Identity Company™です。アイデンティティを保護することで、すべての人があらゆるテクノロジーを安全に利用できるようになります。当社のカスタマーソリューションとワークフォースソリューションは、ビジネスと開発者がアイデンティティの力を活用してセキュリティ、効率性、成功を推進できるようにし、同時にユーザー、従業員、パートナーを保護します。世界をリードするブランドが認証、認可、その他の機能でOktaを信頼する理由については、以下をご覧ください。

https://www.okta.com/jp/

 

パロアルトネットワークスについて

パロアルトネットワークス(NASDAQ: PANW)は、グローバル・サイバーセキュリティのリーダーとして継続的なイノベーションを通じてデジタルライフの保護に取り組んでいます。世界中の70,000以上の組織からの信頼と脅威インテリジェンスチームUnit 42の専門知識によってネットワーク、クラウド、セキュリティ運用に渡る包括的なAI搭載セキュリティソリューションを提供しています。パロアルトネットワークスのプラットフォーム化への注力によって、組織は規模に応じてセキュリティを合理化し、セキュリティが組織のイノベーションを促進することを確実にします。

詳しくはhttp://www.paloaltonetworks.jp/をご覧ください。

※Palo Alto Networks、Palo Alto Networksロゴ、Prisma及びCortexは米国およびその他の国・地域におけるPalo Alto Networksの登録商標または商標です。本書に記述されているその他すべての商標、商号、サービスマークは、各所有者に帰属します。また、本書またはその他のプレスリリース公式発表に記述されている未発売のサービス、および機能については、提供開始までご利用いただけません。当初の予定通りに提供開始されない場合や、提供されない場合もあります。パロアルトネットワークスの製品やサービスを購入する際は、既に提供されているサービスや機能をhttp://www.paloaltonetworks.jp/よりご確認ください。

※本プレスリリースはカリフォルニア州サンフランシスコとサンタクララ発、2025年7月15日発表の抄訳をもとにしています。原文はこちらをご覧ください。