仮想システムは、パロアルトネットワークスの単一の物理ファイアウォール内に存在する複数の論理ファイアウォール インスタンスです。各仮想システムは、個別に管理される独立した論理ファイアウォールで、そのトラフィックは他の仮想システムのトラフィックから分離された状態で維持されます。仮想システムは、PA-3000シリーズ、PA-5000シリーズ、PA-7000シリーズのファイアウォールでサポートされていますが、その数は製品とライセンスごとに異なります。

仮想システムの使用を推進するユース ケース要件はマルチテナンシーです。マルチテナンシーに対応する典型的な導入シナリオでは、高可用性を実現する2つの物理ファイアウォールが、テナントで使用するために仮想システムとして設定されます。仮想システムを使用する利点には、物理統合に基づいた効率向上と、迅速に作成できる仮想システムがもたらす敏捷性があります。

仮想システムの管理

システムの複数のレベルで管理者が介在できます。特に、1つ以上の仮想システムに制御を限定された管理者を割り当てることができます。複数のレベルの管理ドメインをサポートできるこの機能は、マネージド セキュリティ サービス プロバイダ(MSSP)や、多くのファイアウォール インスタンス間で懸念事項を分離する必要がある組織にとって特に有用なものです。

物理ファイアウォール全体でリソース使用を管理するために、仮想システムごとに制限(最大セッション、セキュリティ ルールの最大数など)を割り当てることができます。

トラフィック フローおよび仮想システム

トラフィックは、バーチャル ワイヤー設定、またはレイヤー2デプロイメントおよびレイヤー3デプロイメント向けのVLANに基づいて、仮想システムに送出することができます。物理ファイアウォール上で稼働するPAN-OS®の一部である、仮想ルーターというソフトウェア要素は、これらのトラフィックの出入りと、仮想システム間でのフローを制御します。

仮想システム間のトラフィックはポリシーで制御できますが、関係する仮想システムのファイアウォール ポリシーが適用されます。これにより、ネットワーク セグメンテーションなどのユース ケースを実装できます。その際には、仮想システムが定義されたセグメント間で、許可されたネットワーク トラフィックに対するファイアウォール プロテクションを提供することができます。


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Palo Alto Networks WanaCrypt0r ランサムウェア攻撃に対するプロテクション

何が起こったか: 2017年5月12日金曜日、WanaCrypt0rの最新亜種による一連の攻撃が広範囲に対して始まりました。これらの攻撃は世界中の公的・民間組織に影響を与えたと報告されています。Palo Alto Networks の次世代セキュリティプラットフォームはこの攻撃に対するプロテクションを自動で作成、配布、適用を行いました。 どうやって攻撃されるのか: WwanaCrypt0rはリンクもしくはPDFドキュメントを添付したフィッシングメールによる攻撃が始まります。フィッシング攻撃の成功により WanaCrypt0r ランサムウェアはターゲットシステムに感染し、次にSMBプロトコル経由でMicrosoft Windows システムにある EternalBlue 脆弱性 (CVE-2017-0144)を悪用して広範囲に感染を広めようとして攻撃します。この脆弱性は Microsoft により MS17-010として2017年3月に対応されています。この脆弱性は Shadow Brokers グループによって 2017年4月に一般公開されていました。MS17-010 のパッチを適用している組織は WanaCrypt0r の感染がネットワークを介して広まるリスクはありません。MS17-010は現在アクティブな攻撃で使用されているネットワークコンポーネントにあるリモートコード実行可能な脆弱性を修正しているため、私たちはこのセキュリティアップデートの適用を早急に行うことを強くおすすめします。 阻止: Palo Alto Networks のお客様は、攻撃ライフサイクルのいずれにおいても脅威を自動的に止めることができる脅威阻止アプローチを適用している我々の次世代セキュリティプラットフォーム経由で守られています。Palo Alto Networks のお客様は次世代セキュリティプラットフォームに対して提供している複数の脅威阻止コントロールを通じて自動的にWanaCrypt0rランサムウェアから守られています。 WildFire はすべての既知サンプルをマルウェアとして分類し、悪意のあるコンテンツがユーザに配布されることを自動的にブロックしています。 Threat Preventionはこの攻撃に使用されている脆弱性の悪用(CVE-2017-0144 - MS17-010)に対応する IPS シグネチャを適用しています。 Traps はエンドポイントで WanaCrypt0r マルウェアの実行を阻止します。 AutoFocus はWanaCrypt0rタグを通じて脅威分析と脅威ハンティングできるようこの攻撃を追跡します。 GlobalProtect を通じて次世代ファイアウォールポリシーをモバイルユーザに拡大することでリモートワーカーを守ることができます。 Palo Alto Networks 次世代セキュリティプラットフォームを使ってランサムウェアを阻止するベストプラクティスについてはこちらのナレッジベースを参照ください。

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PA-800 シリーズ

主なセキュリティ機能: すべてのアプリケーションをすべてのポートで常時識別 • 使用されているポートや暗号化(SSLまたはSSH)、セキュリティの回避技術に関わらず、アプリケーションを識別します。 • 許可、拒否、スケジュール、スキャン、帯域制御の適用などのセキュリティ ポリシー決定の要素として、ポートではなくアプリケーションを使用します。 • 不明なアプリケーションを、ポリシー制御、脅威のフォレンジック、またはApp-ID™アプリケーション識別テクノロジの開発が行えるよう分類します。

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