~自律型エージェントからそれらを駆動するモデルまで、エンタープライズAIのあらゆる層を保護~

 

サイバーセキュリティのグローバルリーダーであるパロアルトネットワークス(本社:米国カリフォルニア州、以下パロアルトネットワークス)は、業界で最も包括的なAIセキュリティプラットフォームであるPrisma® AIRS 2.0を発表しました。これは、2025年7月に買収したProtect AIをネイティブ統合した主要なプラットフォームであるPrisma® AIRS™のアップグレード版です。Prisma AIRS 2.0のリリースにより、パロアルトネットワークスは、企業が直面する重大なセキュリティ課題に直接対応します。スタンフォード大学の2025AI IndexReport 調査によると、78%の組織がAIによる変革を進めていますが、安全に実施するためのガードレールを整備している組織はわずか6%に留まっています。Prisma AIRS 2.0は、自律型エージェントからモデル自体まで、AIアプリケーションのライフサイクル全体をエンドツーエンドで保護することで、この喫緊の需要に応えます。

 

パロアルトネットワークス ネットワークセキュリティ担当エグゼクティブバイスプレジデント アナンド・オズワル(Anand Oswal)のコメント:

AIはあらゆる企業を変革し、並外れた機会と共に新たなリスクを生み出しています。Prisma AIRS 2.0はこのギャップを埋め、深層モデル検査、リアルタイムエージェント防御、継続的なレッドチーム活動を単一プラットフォームで統合します。セキュリティをイノベーションの妨げではなく推進力に変えることで、大規模なAIセキュリティの概念を再定義しています。パロアルトネットワークスのこの取り組みは、明日の脅威から防御する新機能を推進する中で、AIセキュリティにおける当社の迅速なイノベーションの継続を示すものです。

 

Prisma AIRS 2.0は、開発段階での深層AIエージェントおよびモデル検査と、本番環境でのリアルタイムエージェント防御をシームレスに連携させることで、包括的なエンドツーエンドのAIセキュリティを提供します。自律型AIレッドチーミング(セキュリティの有効性を評価するために、攻撃者の視点から組織に対して擬似的なサイバー攻撃を行う活動)により継続的に検証される本プラットフォームは、AIモデル、エージェント、データ、ユーザー間のあらゆるやりとりを保護します。これにより企業は確信をもってAIエコシステム全体を発見・評価・保護し、安全にイノベーションを加速することができます。既に金融・医療・政府分野のグローバルリーダーから高い信頼を得ているPrisma AIRS 2.0は、以下の3つの強化されたセキュリティモジュールを通じて、大規模な可視性・制御・確信を提供します。

 

  • AIエージェントセキュリティ:自律型ワークフォースの保護。プロンプト注入、ツールの悪用、悪意あるエージェント行動に対するリアルタイムのインライン防御を提供。Prisma AIRSは、認可済か未認可(「シャドーAI」)かを問わず、使用中の全てのAIエージェントを発見・インベントリ化し、急増するAIエージェントを保護するために必要な可視性と管理を実現。

  • AIレッドチーミング:継続的・自律的な脆弱性の探索。生成AIアプリケーションの新たな動的攻撃対象に対応。自律的・継続的・文脈認識型のエージェント的なアプローチと500以上の専門性の高い攻撃手法を用い、企業AIシステムの脆弱性が悪用される前に脅威を積極的に発見。他社が定期テストを提供する中、Prisma AIRSは現実の攻撃者と同様の思考を持つ永続的自動レッドチームを実現。

  • AIモデルセキュリティ:オープンソースモデル導入の保護。モデル自体の深層アーキテクチャ分析を実施し、従来のスキャナーでは検知できない脅威を発見。アーキテクチャ上のバックドア、データポイズニング、モデル層内に隠された悪意あるコードなど、高度なAI固有の脅威を検出可能。AIモデルセキュリティは、モデルのアーキテクチャ、トレーニングデータセット、オープンソースライセンス、全てのソフトウェア依存関係を含む、エンタープライズAIの完全な「構成要素リスト」を提供。これにより、AIモデルのガバナンス、リスク、コンプライアンスに対する比類のない可視性を実現。

 

PwC米国 サイバー、データ・テクノロジーリスク部門 プリンシパル ハーシュル・ジョシ(Harshul Joshi)のコメント:

多くの企業が生成AIの導入を急ぐあまり、企業にとって新しい複雑な攻撃対象領域を生み出しています。PwCはパロアルトネットワークスとの戦略的提携により、この課題に正面から取り組みます。PwCのAIリスクに対する深い専門知識、ガバナンスフレームワーク、セキュリティアドバイザリーサービスを、Prisma AIRSをはじめとするパロアルトネットワークスのプラットフォームの技術力と統合することで、企業のAI導入を保護する、統一されたプラットフォームアプローチを提供します。これはもはや単一のポイントソリューションの話ではありません。企業がAIを活用して自信を持って大規模にイノベーションを起こすために必要な、ライフサイクル全体にわたる「セキュア・バイ・デザイン」の保証と管理された防御を提供することにあります。

 

未来を守る:明日の脅威への防御

Prisma AIRS 2.0が今日のAIセキュリティの基準を確立する一方で、パロアルトネットワークスは既に明日の課題を見据えています。われわれはAIのイノベーションを加速し、明日の脅威から企業のデータを保護するソリューションを戦略的に設計しています。このビジョンは、自律型ワークフォース向けCortex® AgentiX™のような新たなアプリケーション形態を保護することから、セキュアブラウザによるエンドポイントの安全性確保、量子コンピューティングへの対応といった計算リスクへの備えまで広範にわたります。最も包括的でネイティブ統合されたプラットフォームを提供することで、パロアルトネットワークスは企業が自信を持ってAIの導入・活用を加速できるよう、デジタル未来の安全を確保することを可能にする、AI防御の新たな基準を確立します。

 

Prisma AIRS 2.0は10月28日より提供を開始しています。詳細はブログ(英語)をご覧ください。

 

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パロアルトネットワークスについて

パロアルトネットワークス(NASDAQ: PANW)は、グローバル・サイバーセキュリティのリーダーとして継続的なイノベーションを通じてデジタルライフの保護に取り組んでいます。世界中の70,000以上の組織からの信頼と脅威インテリジェンスチームUnit 42の専門知識によってネットワーク、クラウド、セキュリティ運用に渡る包括的なAI搭載セキュリティソリューションを提供しています。パロアルトネットワークスのプラットフォーム化への注力によって、組織は規模に応じてセキュリティを合理化し、セキュリティが組織のイノベーションを促進することを確実にします。

詳しくはwww.paloaltonetworks.jpをご覧ください。

 

Palo Alto Networks、Palo Alto Networksのロゴ、Prisma、Prisma AIRS、Cortex AgentiXは米国および日本を含む世界各国・地域におけるPalo Alto Networksの登録商標または商標です。本書に記述されているその他すべての商標、商号、サービスマークは、各所有者に帰属します。

 

※本プレスリリースはサンタクララ発、2025年10月28日発表の抄訳をもとにしています。原文はこちらをご覧ください。

 

報道関係者からのお問い合わせ

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Email: ymatsushima@paloaltonetworks.com

 

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担当:時田、近藤、松田、兪(ゆう)、朝比奈
Email: panw-pr@kyodo-pr.co.jp
TEL: 080-8914-9372(兪)