- Prisma SASE 4.0は、ブラウザ内に集まる回避性の高い脅威に対して保護し、AIで拡張されたデータ分類を提供。今日の動的なプライベートアプリケーションを保護
- SASEの年間経常収益(ARR)(注1)が13億ドルを突破、フォーチュン500企業の1/3に最高水準のセキュリティを提供
サイバーセキュリティのグローバルリーダーであるパロアルトネットワークス(本社:米国カリフォルニア州、以下パロアルトネットワークス)は、本日、業界で最も先進的なAI駆動型セキュアアクセスサービスエッジ(SASE)ソリューション「Prisma® SASE 4.0」を発表しました。従来のソリューションに重大な死角があったブラウザ内で、高度なウェブ脅威をリアルタイムに無力化するPrisma Browserの革新により、新たな基準を確立します。Prisma® SASE 4.0は、ブラウザ内で構築され、従来のセキュアWebゲートウェイを迂回する暗号化された回避性の高い攻撃を遮断・無力化するよう設計されています。
AIやクラウドアプリケーションの主要インターフェースとしての機能を果たしているブラウザは、多くの企業で新たなOS(オペレーティングシステム)になりつつあり、ブラウザのセキュリティ確保は不可欠です。重要アプリケーションやデータがブラウザ内に集中するなか、従来広く使われてきたブラウザは消費者を対象としたものであり、増加するサイバー攻撃からデータを保護するために必要なセキュリティ制御を欠いています。Prisma SASE 4.0では、Prisma Browserの新機能であるブラウザ内高度ウェブ保護機能が、マルウェアをリアルタイムで検知・無力化し、被害発生を未然に防ぎます。
これによって他のソリューションが見過ごす可能性のある重要な防御層を提供します。さらにPrisma SASE 4.0は、現代の従業員を保護するために設計された、以下のような新機能を提供します。
- AI活用による画期的なデータセキュリティ:Prisma SASE 4.0は、AIエージェント、Copilot、プラグインが企業データに直接アクセスすることで生じる数多くのリスクから企業を保護するためになくてはならない、統合型のスムーズなデータセキュリティアプローチを実施します。AIによって拡張された分類技術により、非構造化コンテンツや使用中のデータを含むあらゆる形式の機密情報を自動的かつ正確に分類することで、従来手法と比較して誤検知を10分の1に削減します。140以上の事前学習済み機械学習分類とカスタマイズ可能なモデルを搭載し、特許、契約書、ソースコードなどの重要資産を保護します。
- プライベートアプリケーションセキュリティによるスマートで高速な保護:プライベートアプリケーションは多くのビジネスのエンジンであり、サイバー攻撃の主要な標的となっています。従来のルールベースのWebアプリケーションファイアウォール(WAF)は、動的アプリケーション向けに特化して構築された脅威にはまったく立ち向かうことができません。パロアルトネットワークスの新しいプライベートアプリケーションセキュリティは、これらの重要なアプリケーションを保護するために自動的に適応し、アプリケーションのセキュリティポリシーを絶えず更新します。
パロアルトネットワークス ネットワークセキュリティ部門 シニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャー アナンド・オズワル (Anand Oswal) のコメント:
経営者のセキュリティに関する問題意識は日々高まっています。脅威をブロックするだけでは不十分であり、事業成長を可能にするセキュリティ対策が求められています。一方で、複雑で断片化されたセキュリティスタックでは、この目標は達成できません。AI駆動型攻撃やAIツールの普及により従来型セキュリティ手法が時代遅れになりつつあるなか、Prisma SASE 4.0がもたらす革新的なアプローチ、特にブラウザにおけるラストマイル保護機能は、現在のデジタル環境に直接応えるものです。レガシーソリューションを回避しブラウザを直接標的とする高度な脅威を無力化することで、私たちはセキュリティの新たな基準を確立しています。
パロアルトネットワークスはSASE分野での市場リーダーシップと破壊的イノベーションを継続的に示しており、SASEの年間経常収益(ARR)は2025会計年度に13億ドルに達し、市場全体の成長率の2倍以上となる前年比35%成長を達成しました。Prisma SASEは3年連続でガートナー® マジック・クアドラント™ SASEプラットフォーム部門のリーダーに選出されています。さらに、パロアルトネットワークスは、セキュリティサービスエッジ(SASE)分野のマジック・クアドラントにおいて3年連続でリーダーに選出され、SD-WAN分野では5度の選出実績を有しています。フォーチュン500企業の3分の1を含む6,300社以上のSASE顧客基盤を擁するパロアルトネットワークスの単一ベンダープラットフォームは、運用を簡素化し、明確な拡張性を提供します。また、Prisma Browserの導入ライセンス数は600万を突破しています。
今回発表した革新技術およびその他の主要なSASE機能は、今年後半に一般提供が開始されます。詳細はブログ(英語)をご覧ください。
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Gartner®, Magic Quadrant™ for SASE Platforms, Jonathan Forest, et al., 9 July 2025.
Gartner®, Magic Quadrant™ for Security Service Edge, Charlie Winckless, et al., 20 May 2025.
Gartner®, Magic Quadrant™ for SD-WAN, Jonathan Forest, et al., 30 September 2024.
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パロアルトネットワークス(NASDAQ: PANW)は、グローバル・サイバーセキュリティのリーダーとして継続的なイノベーションを通じてデジタルライフの保護に取り組んでいます。世界中の70,000以上の組織からの信頼と脅威インテリジェンスチームUnit 42の専門知識によってネットワーク、クラウド、セキュリティ運用に渡る包括的なAI搭載セキュリティソリューションを提供しています。パロアルトネットワークスのプラットフォーム化への注力によって、組織は規模に応じてセキュリティを合理化し、セキュリティが組織のイノベーションを促進することを確実にします。
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※本プレスリリースはカリフォルニア州サンタクララ発、2025年9月4日発表の抄訳をもとにしています。原文はこちらをご覧ください。
注] Q4 Fiscal Year 2025 Earnings Call, Palo Alto Networks, August 18, 2025.
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