Society 5.0やクラウド・バイ・デフォルト、働き方改革といったコンセプトや取り組みが国内でも提唱されているように、クラウドやモバイルの活用からInternet of Things(IoT)、デジタルトランスフォーメーション(DX)に至るまで、テクノロジー主導によるビジネス競争力の強化、ビジネスプロセスの効率化などの動きが進んでいます。
当調査を通じて、テクノロジー主導のビジネス推進が多くの企業で実施されている一方で、多くの企業が過去1年間に深刻なサイバー攻撃を経験しており、またサイバーセキュリティに関する取り組みは企業の中で後付け、サイロになっている現状が明らかになりました。
攻撃を成功させないためには、クラウドのリソースとSaaS アプリケーションが正しく設定され、企業のセキュリティ標準に最初から準拠
している必要があります。さらに、多額の罰金、悪いイメージ、そして顧客の信頼の喪失を回避するには、これらのアプリケーションと
アプリケーションが収集して保存するデータが適切に保護され、セキュリティ標準に準拠していることが重要になります。大規模に、
Software as a Service(Software as a Service - SaaS) アプリケーション全体でセキュリティ標準を満たし、標準に準拠した環境を維持する
ことが、セキュリティ チームの新たな望みです。
製造・物流・インフラ業界では、設備や装置をコンピュータを使って高度に制御・管理する産業用制御システム(ICS:
Industrial Control System)が数多く稼働している。そんなICSは、セキュリティ対策が必ずしも十分でないのが実情だ。
どのようにしてICSを守ればよいのだろうか。その最適な方法を紹介する。